当院は、臨床研修を行う「基幹型臨床研修病院」です。
基幹型臨床研修病院とは、他の病院又は診療所と共同して臨床研修を行う病院であって、当該臨床研修の管理を行うものです。
医師法により、診療に従事しようとする医師は、医師免許取得後、基本的な手技、知識を身につける為、都道府県の指定する臨床研修病院で指導医を中心とした適切な指導体制の下、2年以上の臨床研修を受けなければなりません。
当院は関東を中心に北海道から沖縄にわたる多くの協力型臨床研修病院及び臨床研修協力施設(200床未満の中小病院、診療所、 保健所等)と一つの病院群を形成し、将来の医療界を支える質の高い医師を育成するため、充実したプログラムによる適切な教育研修体制を供給しています。
当院は、以下に掲げる『臨床研修の理念・基本方針』に基づいた臨床研修を全病院的に取り組んでいます。
当院の理念「つくすこころ」で良質な医療を提供すべく、医師としての人格をかん養し、将来専門とする分野にかかわらず、医学及び医療の果たすべき社会的役割を認識しつつ、一般的な診療において頻繁に関わる負傷又は疾病に適切に対応できるよう、プライマリ・ケアの基本的な診療能力(態度・技能・知識)を有する医師を育成する。
1)全ての医師に求められる幅広い基本的な臨床能力(知識・技術・態度・情報収集力・総合判断力)を持つ医師を育成する。
2)チーム医療の一員として自身の役割を理解し、地域医療、保健・医療・福祉に貢献できる医師を育成する。
3)豊かな人間性、医師としての倫理性、医療安全管理への積極的な対応、患者およびその家族への説明と同意等、医師に必要な資質が習得できる研修を行う。
当院では、研修医が「担当医」として患者さんの診療に当たらせていただくことがあります。
研修医が担当する患者さんには「指導医」を必ず配置し、診療の責任をおっております。
臨床研修の主旨をご理解いただき、ご協力をお願いします。
当院は、臨床研修の第三者評価としてNPO法人卒後臨床研修評価機構の認定を受けています。